チーム設計師の考え事

日々、考えていることをつらつらと

noteへ移行しました

2022年9月からはてなブログProでブログを書いていました。しかし、書くことへの向き合い方が少し変わり、noteへ移行しました。

 

詳しくはこちらの記事に書きました。


もし良ければ、noteやTwitterをフォローいただけると嬉しいです。

渡部啓太(そば)/ チーム設計師 (@sobarecord) / Twitter

渡部啓太(そば)/ チーム設計師|note

 

気になることがあれば、聞けばいい

気になっていることがある。チームのふりかえりで、出てくる付箋の数が少ない。

これには、良い見かたと悪い見かたがある。

「付箋が出ないほどチームがうまく機能している」というのが良い見かた。スムーズに進んでいるから、言うことがない。

「意見が出しにくい状況である」というのが悪い見かた。原因は、心理的安全性に欠けている、ふりかえりのプロセスが悪い、情報不足など、さまざまな原因が考えられる。

表面的には、大きな問題には見えない。しかし、気になる。氷山の下の方に問題が隠れているのかもしれない。気になることがあるのであれば、直接聞くのが早い。

 

だから、聞いてみた。

ふりかえりの最後に取ったアンケート

詳細は伏せるが、良い見かたに近かった。ただ、ふりかえりのプロセスに改善の余地があることも分かった。テーマをしぼったり、付箋を書く心理的ハードルを下げると、もっと書けるとのこと。

 

ひとりで悶々としていても進まない。気になることがあれば、チームに聞けばいい。関係性が大事なのは、こういうところに効くからだ。

 

心を亡くすとはどういうことか

何万回も言われているけど、忙しいとは「心を亡くす」と書く。なぜ、忙しいと心が亡くなるのか。

それは、「自分」が失われていくからだろう。趣味、休憩、習慣、ぼーっとする時間。そんなものがなくなってしまう。そうすると、心も体もすりきれていき、心が亡くなっていく。

そうならないためには、無理矢理にでもそういう時間を作った方がいいと思う。ギリギリのところで仕事を切り上げ、自分のために時間を使う(仕事も自分のためではあるけれど)。

だからぼくは、今日も筋トレに行き、ブログを書いている。

 

AIと一緒にブログを書くことで文章力がつくかもしれない

ブログを書くにあたり、AIをどう活用していくといいだろう。いろいろ試していく中で、良さそうなスタイルが少し見えてきた。

AIと一緒に書く

まずは、ふつうにブログを書く。ぼくは、仮タイトルを決めて、一気に最後まで書いて、推敲する流れで書いている。

次に、書いた文章をAIに読んでもらう。このステップがあるため、推敲はしすぎない。使っているのは、ChatGPT。プロンプトは以下のように設定している。

## 目的 ## のために、## ステップ ## を実行してください。

## 目的 ##
ブログ記事を編集する

## 専門家の数 ##
5

## ステップ ##
1.  ## 専門家の数 ## の数だけ、専門家のペルソナを具体的に設定する。専門家は、## 目的 ## の達成に適任であるバックグラウンドを持っていること
2. それぞれの専門家が、## ブログ記事 ## を読み、 ## 条件1 ## を参考に編集する。出力は不要
3. それぞれの編集結果を ## 条件1 ## と、一般的な文章の評価指標に基づき採点する。評価指標と採点結果を出力すること
4. 点数が一番高い編集結果を出力する
5. 4で出力したブログ記事のタイトル案を、 ## 条件2 ##  を参考に出力する
6. 4で出力したブログ記事のサムネイル画像が生成できるよう、## 条件3 ## を参考に画像生成AIのプロンプトに入力する文字列を出力する

## 条件1 ##
・ビジネス書籍風に編集する
・文章は敬体ではなく常体(だ、である調)
・漢字ばかりにならないこと
・同じ言葉ができるだけ出ないようにすること

## 条件2 ##
・タイトルは5案だすこと
・日記風なタイトルにすること
・視点を変えていろいろなニュアンスになるようにすること

## 条件3 ##
・イメージを想起させやすいワードを選択する
・チョコレート色のボーダーコリーを登場させる
・英語で出力する

## ブログ記事 ##
<記事の内容>

編集結果を参考に、文章を修正する。ただし、あくまで参考。コピペの誘惑に負けないようにする。

ちなみに、このように出力される。

評価指標や点数は、面白いので出力している

画像生成に使う文字列は、ChatGPTの学習データが2021年9月時点のものであるため、良い感じのものは出てこない。画像生成AIに関してはぼくもさわり始めたばかりなで、改善の余地がおおいにある。

最後に、出てきた画像生成AI用の文字列を、画像生成AIに入力する。はてなブログの場合、Canvaとシームレスに連携しているので、そこから Text to Imageで横長の画像を生成する。

スタイルを設定すれば、それっぽい画像がでてくる

これで、あとは投稿ボタンを押すだけだ。

AIと書くことのメリット

AIと一緒にブログを書くことのメリットはふたつある。

ひとつめは、自分以外の視点を取り入れることができること。推敲しているものの、自分の文章を自分で見るために限界がある。

AIが生成した文章を見ると、「たしかに、この書き方の方が伝わりやすいな」「こういう文章もいいな」と気づきが多い。この経験を積み重ねることで、文章力の向上につながりそうだ。

ふたつめは、ChatGPTと画像生成AIをさわれること。

このようなツールやサービス、プロダクトは実際に使ってみないとわからないことが多い。ブログを書くうえでの限定的な使い方であるものの、毎日さわれることが重要なのだ。

もちろん、この投稿も上記のスタイルで書いている。しばらく試行錯誤しながら、AIとともにブログを書いていこうと思う。

言われたことをそのままやってみるだけで変わる毎日

 

このごろ、3つの習慣が身についた。毎日ブログを書くこと、週に3回ジムで筋トレすること、平日の朝は執筆活動に励むこと。良い習慣ができて、毎日が楽しい。

習慣化ができた理由は、言われたことを言われたまま実行したからだと思う。

 

ブログを毎日書くのは、「1日200文字を書き続ける」というアドバイスを本で見たから。

ジムで筋トレをするのは、ジムのスタッフに「週に2、3回は来るといいですよ!」と言われたから。

朝に執筆活動をするのは、Habiteeという習慣化サービスで週に1回は取り組むように促されたからだ。

 

人は変化を嫌がるもの。素直に言われたことをやり続けると、途切れない習慣ができるのだ。

 

モブプログラミング体験会でチームビルディング

ソフトウェア開発チームのチームビルディングとして、モブプログラミング体験会はかなりいいかもしれない。

立ち上がったばかりのチームで、「モブプロわいわい会」をした。ペアプログラミングを体験したことがないメンバーが多かったので、雰囲気をつかむために体験会をするのが当初の目的だった。だが、実際にやってみると、チームビルディングにとても効果的だなと感じた。

アジェンダはこんな感じ

ひとつ、働き方をあわせられること。

ボーリングのスコアをカウントするシステムをお題としてモブプログラミングに取り組んでもらった。プログラミングをするために、要求をかみ砕いたり、設計したり、タスクに分解するのは、ふだんの仕事にも通ずることだ。そのやり方を本番前に合わせられたのは大きい。

ちなみに、要件はChatGPTさんに出してもらった

ふたつ、協働することの大切さを感じられること。

モブプログラミングをしていると、各々の知見や視点が合わさって、プログラムが作られていく。「こんな考えがあるんだ」「たしかに、その視点は大事だな」。そんな声をふりかえりで聞くことができた。

 

みっつ、チームの成功体験が得られること。

そんなに長い時間はないので、すごいシステムが作れるわけではない。しかし、動くものをみんなで作った経験はチームの関係性においてプラスの資産になる。

 

半分はひらめきで実施したモブプログラミング体験会だが、かなり良い効果をチームにもたらしたと感じている。チームの立ち上げ時でなくとも、やってみるとよさそうだ。

 

日々の業務をChatGPTと共に

今日はいろいろな仕事でChatGPTを使った。

新しくリニューアルする研修のタイトル。概要とカリキュラムと対象者を入力したら、研修の意図が正確に伝わるこなれたタイトルを出してくれた。

研究開発テーマの起案書。やりたいことと出力フォーマットを入力したら、かなり参考にできる素案を出してくれた。

明日のモブプログラミング体験会の課題。プログラムのお題を、ユーザーストーリー+受け入れ条件の形式で出してくれた。

ChatGPTを手放せない体にどんどんと近づいている。