チーム設計師の考え事

日々、考えていることをつらつらと

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

熱と緊張を求めて ─ EVO Japan 2023に参加

昔から、対戦ゲームが好きだった。ボードゲーム、カードゲーム、ビデオゲーム、幅広く楽しんできた。なかでも長く続けてきたのは、対戦格闘ゲームだ。 とはいえ、社会人になってからはだいぶ遠ざかっていたのだが、昨今のeスポーツの盛り上がりをみて、また…

迷ったときにコインを使って選択する

この記事では、いろいろな「迷ったら、○○なほうを選ぶ」を紹介した。 すばやく、自分の思い込みを除いて意思決定できる方法は他にもいろいろある。なかでも、面白いし実用的だなと思っているのが、「コイントスで決める」というテクニックだ。書籍『ライフハ…

迷ったときにどう選択するのか

迷う。 ご飯を食べるとき、ものを買うとき、時間のつかい方を決めるとき。AとB、いったいどちらの選択肢を選ぶべきなのだろう。 そんなとき、ぼくが基準にしている考え方は、「迷ったら、新しい経験を得られるほうを選ぶ」こと。経験は、人生を豊かにするの…

もやもやを出す、語る

働いていて、もやもやを感じることは誰しもあることだろう。もやもやを放っておくと、業務上の問題がおることもあるし、個人のモチベーション低下につながることもある。 しかし、もやもやを出す場は少ない。定例、朝会、ふりかえり。もしかしたら、1on1の時…

学びを整理するふりかえりでは4Lsを使う

年度末はふりかえりの季節。 今日は、3年間かかわった人材育成に関する施策が、ひとまずの終わりをむかえた。担当者で集まり、ふりかえりをした。 こういうときに使えるのが、「4Ls」というふりかえりのフレームだ。 Likeには自分が気に入ったもの、Learned…

システム思考とEQ ─ 『21世紀の教育』を読みはじめた

「そばちゃんは、”感情”を探求するともっと輝けると思う」。システムコーチングのトレーニングを受けている時に、そうトレーナーから声をかけてもらった。 輝けるではなく、可能性が広がるだったかな。ともかく、ハッとする言葉をもらえたのは、トレーニング…

タスク管理するには、まず書き出せ ─ 楽しいタスク管理のカタに参加して

先日、タスク管理の勉強会に参加した。人のタスク管理の方法を聞くのは、なぜこんなに楽しいのだろう。タイトルの意味したところではないかもしれないが、ニヤニヤしながら話を聞いていた。 話し手のひとり、小田中さんの紹介していたGTD(Getting Things Do…

行動、把握、対応

ちょうど一週間前にこんな記事を書いていた。 そこから、さらに世界が加速していっているように感じている。 GoogleがBardを公開し、Bingはチャットでの画像生成機能をそなえ、MicrosoftはさらにGithub Copilot Xを発表。そして、今日はChatGPTプラグインの…

ゴールが見えていても油断しない

今日の反省。ゴールが見えていても油断しないこと。 チームの今後の予定を決めるミーティングがあった。ソフトウェア開発をするチームなので、「こういう機能を実装したい」という話をみんなでして、スケジュールにおさまるか議論をする。 実装したい機能の…

会議にOARR (オール)を持ち込む

なにごとも、つかみが肝心。良い会議をつかみ取りたいなら、OARR (オール)を持っていく。 OARRは、目的(Outcome)、アジェンダ(Agenda)、そして役割(Role)とルール(Rule)の頭文字。これらを会議の冒頭に参加者全員で認識あわせを行う。 例1、プロジェクトの…

明日から、本気出す

さて。ブログというものは、インプットあるいはひらめきがないと、書くことはない。 ただ、有休をはさんだこの4連休で、内向きな収穫はあった。日記は、書ける。 まず、気持ちの区切りをつけることができた。自分の中では感情の片付けはできていたと思ってい…

自分を追い求めつづける ─ 『百冊で耕す』を読んで

「現状維持は後退」とはよく言ったもので、おおよそ、ぼくたちは進展のないものに魅力を感じない。スポーツ選手や起業家、ミュージシャンやアイドル。より高みを目指して自分を磨き続けている人たちにファンが多いのもうなずける。 さて、自分はどうだろう。…

うなずきがあると話しやすい

対面でもリモートでも、相手の話を聞くときはうなずくようにしている。1対1で話すときはもちろん、講演を聞くときにもそうしてる。 なぜうなずき始めたのかは思いだせない。ただ、いま習慣になっているのは、うなずきによって得することがあるからだ。 今ま…

ピリオドを打つ

避けていたわけではない。だが、2年半ちかく経ってしまった。今日、愛兎の部屋をかたづけた。 ウサギの寿命は5〜10年とよく聞く。幅が広いのは、まだペットとしての歴史が浅いからだと思う。どう飼うのがよいのか、それが広まっていないのだろう。 彼は、11…

あせりとうねり

史上最高のタブ数になっている。86タブ。ぼくのブラウザ上で未読になっている記事の数だ。そのうちの6割以上を、ChatGPTの記事が占めている。 GPT-3.5をどんどん試そうと思っていたのに、Web記事の積ん読をしているうちにGPT-4が出てきた。もう参考にならな…

「学習マトリックス」でのふりかえり、やっぱりいいね

ちゃんと、ふりかえれたなあ。先日、ぼくがファシリテーターをつとめたふりかえりを終えて、そう思った。 使ったのは、「学習マトリックス」という手法。2×2のマトリックスを用意し、それぞれのマスに、下記内容をチームみんなで書いていく。 笑顔:良かった…

小利口にならず、行動する

1日のうち2度、同じ言葉が脳に入ってきた。ふだんは頭の中に浮かばないような言葉が、まったく違う文脈で2度出てくると、注目せざるをえない。 「小利口」という言葉。目先のことによく気がつく人をあらわすのだが、目先のこと ”だけ” にしか気がつかないと…

誰がためのプロポーザルか

ぼくがいる部のチャットにある「雑談しましょう!」チャンネルには、しばしば良い問いが投稿される。 このあいだ、盛り上がったのは、「どんなモチベーションで(アジャイル系の)カンファレンスにプロポーザルを出していますか?」という問い。 ぼくのモチ…

書ききることが大事

5月に開催される技術書典にむけて、新しい本を書いている。 ふだんはチーム作りを仕事としているのに、今までそのことについて書いていなかった。現在のぼくの、チーム作りに対する考え方を形にしたいと思った。なので、チーム作りをテーマに書くことにした…

独りの時間を持つ

ひらめきは、突然おとずれる。よくある三つのパターンをまとめた、三上という言葉もある。馬上(移動中)、枕上(布団・ベッドの上にいるとき)、厠上(トイレにいるとき)。リラックスしたり、ぼーっとしているときに、アイデアが生まれやすいのだ。 ぼくは…

「知る」を積み重ねる

本を読む、トレーニングを受ける、経験する。なにかしらの能力を身につけるためにすることだ。しかし、それぞれ単体では「知る」ことしかできない。 調理の本を読んだだけでおいしい料理はできないし、自己流で作り続けるだけでもおいしい料理はできない。学…

感情を言語化する「ムードメーター」でチェックインをしてみた

なぜか、むかし読んだWeb記事をおもいだした。「今日のふりかえりのチェックインはどうしようかな」と考えていたとき、ふと頭をよぎった。こういうとき、デジタルなメモはとても役に立つ(Notion、いつもありがとう)。 日付を見ると、2021年8月の記事なので…

コーチングや1on1の締めってどうしてる? ─ コーチングわいわい会に参加

複数人でするワークショップやシステムコーチングでは、なんとなく締め方はわかる。拍手したり、決めポーズを取ったり、みんなで声を出したりすれば、終わり感がある。次の一歩を踏みだせる感じ。 だが、1対1のコーチングでは、戸惑ってしまった。飲み会やカ…

鍵はケースかカバンに入れたほうがいい

鍵なくし 二時間探した 夜の道 妻が見つけて わびの外食 キーケース買います……

前にしていた話や約束も、目に見える形にして提示するべき

予算の話で認識あわせをするのに時間がかかった。なにかトラブルがあったわけではない。だが、お金のやり取りは慎重にするべきなのだ。 渡部「以前お話したように、これこれこういう理由で、この額の請求で大丈夫ですか?」相手「??? どういう話でしたっ…

陽気でいよう ─『ユーモアは最強の武器である』を読んで

少し前の自分なら、「ユーモアは最強の武器である」とは思えなかっただろう。不満が降り積もる組織、殺伐としたチーム、楽しく働けていない人々。そんな現場をたくさん見てきた今、ユーモアはひとつの希望なのかもしれないと感じている。 『ユーモアは最強の…

ヒエラルキーを使って楽をしない

社会人になってから、ずっとサラリーマンではあるが、個人事業主のような感覚で仕事をしてきた。派遣エンジニアとして客先に単身で突っ込むことからキャリアをスタートさせた影響か、そういうイメージが常にある(もちろん、チームワークはとる形でね)。そ…

本部内LT大会で、AIの言うとおりのスライドを作って発表した

ChatGPTを少しずつさわっている。今のところ、アイデアの発散に使える優秀なアシスタントという印象だ。 ちょうど、会社で本部内のLT大会を開催する予定だったので、ChatGPTを使ってLTをしてみようと考えた。その結果がこちら。 ChatGPTに言われたとおりにLT…

会議終了時に決まったことは確認せよ。議事録をとっていたとしてもね

とあるチームのふりかえり。いいね! と思うアクションアイテムが出た。「会議の最後に、決まったことを確認しよう」というもの。チーム全体にただよう「かみ合っていない感」からこのアクションが導き出された。 これがいいアクションなのは、手戻りを防げ…

そういえば、チームがうまくいっているかをどう確認していたのだろう

もともとはバラバラに動いていた2つのチームが、最近は同じ仕事をする体制に変わった。そんなチームを横目で見て、たまにつぶやくのがぼくの仕事だ(2年くらい関わっているので、価値は出せていそう)。 2チーム合同で、2週間に1度実施しているふりかえりを…