チーム設計師の考え事

日々、考えていることをつらつらと

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

学習原則Six Trumpsを活用するために研修ハンドブックシリーズを読破したのでまとめる

これまで作ってきた研修を全部見直さないと……そんな大きな衝撃を受けた。ある時、仕事で関わった方から教えてもらった、Six Trumps(日本語だと6つの切り札?)を見たのがその発端だ。 Six Trumpsとは、脳科学に基づき、学習の定着率を向上させる6つの原則を…

違う業界の人とも関わると視野が広がる

4年半。「千葉でファシリテーションについて語る会」というコミュニティに関わり始めてから経過した時間。 ぼくのメインの仕事であるスクラムマスター・アジャイルコーチにとって、ファシリテーションは必須スキルと言える。そのスキルを伸ばしていくために…

みんな沈黙に困っている

先日つぶやいたこのtweet、多くのいいねをいただきました。 研修などで「何か質問ありますか?」と問いかけるよりも、「次に進む前に、確認しておきたいことはありませんか?」「説明が不足している点はありませんか?」という言葉にした方が良いらしい。お…

ふりかえりに迷ったときは、「事実/感情」「Good/Bad」のマトリクス

鉄板のネタがあると、日々、安心して過ごせます。 チームのふりかえりをするとき、ぼくの鉄板ネタは「事実/感情」「Good/Bad」のマトリクスです。 ※付箋に書かれた文字は消しています これは、Mura-Miさんのブログで、チームのふりかえり手法として紹介され…

ふりかえりでアクションがでない場合は、未来に目を向けるといいのかも

過去ではなく、未来にも種はある。 今、支援をしているチームのひとつに、「困りごとがないことが困りごと」という状態になっているチームがいます。 中長期的には、伸ばしていきたいスキルやマインドはあるものの、直近では特に問題がありません。なので、…

意思決定は表から生まれる

意思決定をするためのツールは様々なものがあります。 最も簡単なのはコインの裏表で決めること。ぼくが知っている中で一番ヘビーなのは、不確実要因まできっちり数値化し、分析を行うディシジョンマネジメントです。 そして、最もポピュラーなのは、表を使…

人はあまりにも、あまりにも部分しか見ない。RSGT2023プロポーザルの背景を少し

たいていのことは、ギリシア哲学とことわざに含まれている。そう思えるくらい、昔からある言葉・思想は含蓄のあるものだ。 人はチームや組織で働く時、得てして「木を見て森を見ず」になってしまう。それもそのはずで、仕事の複雑さに対し、人間の脳の作業領…

仕事に、プラスアルファをする

誰しも、記憶に残っている言葉があると思います。それが、仕事をするときの心がけになっていることもしばしば。 ぼくにとっては「仕事に、プラスアルファをする」が、そんな言葉にあたります。 これは、ぼくが一番最初に入った会社で、社長から社員に向けた…

パターンを当てはめるのではなく、パターンに当てはまったら使う

当たり前なのかもしれないけれど、外してはいけないことだと感じました。 チーム構成が変更となり、3名の新メンバーを迎えたチームで「託児所パターン」を試してみました。託児所パターンとは、書籍『組織パターン』に書かれているパターン(ある状況におい…

夢も仕事も因数分解する、軌道修正をする

目的は何かを常に意識する 自他に思考のクセがあることを前提に考える 問い続ける これは、書籍『グロービスMBA クリティカル・シンキング』に書かれている、クリティカル・シンキングのための3つの基本姿勢です。 息抜きをしているとき以外には、常に必要な…

なあなあなミーティングには、「期待」を聞くのが効果的かも

定期的なミーティングは、なあなあになりがちな気がしています。どういう工夫をしているにせよ。 最近、少し仕切り直しをした方が良さそうだと思うミーティングがありました。支援先のソフトウェア開発チームで、隔週で行っているふりかえりです。 問題があ…

「気になっていること」のふりかえりをしてみた感想

気軽に心配ごとを話せるのはいいですね。 ふりかえりカタログを参照し、このふりかえりをチームで実施してみました。 speakerdeck.com チームの現状としては、プロジェクト自体がかなり順調で、なんの問題もないように見えています。それが表面上だけじゃな…

自己紹介はなんぼあってもいい!「自分のトリセツ」で自己紹介

ほんと、なんぼあってもいい。お互いの理解につながり、それがチーム力につながっていきます。 ぼくが2年くらいチーム作りの支援(アジャイルコーチ)で関わっているチームがあります。 メンバーの入れ替わりはそれなりにあるものの、同じプロダクトに対し、…

Katzenbach & Smithモデルが定義しているゴールは、チームに問うてもその通りだった

チームが、同じ方向を向くことが大事!ということで、この記事でサクセスファクターを紹介しました。 最近、チームにおける共通のゴールをモデル化した、「Katzenbach & Smithモデル」を知りました。このモデルも、チームが同じ方向を向くのに有効かもしれ…

人と組織の関係性を描く「サクセスファクター」

組織のすべての人間におなじ方向を向かせることができれば、どの業界でも、どの市場でも、どんな競争相手に対しても、どんなときでも、圧倒的な優位に立てる(書籍『あなたのチームは、機能してますか?』より) これは、ぼくのチーム作りにおいて、大きなひ…

XP祭りに参加・登壇!「人」にフォーカスすることが大事

チーム作りには、やっぱり「人」にフォーカスすることが大事なんだということをかみしめる、そんなイベントでした。 2017年から参加しているXP祭り。2022年も参加・登壇してきました(オンラインで)。 思い起こせば、アジャイルソフトウェア開発のイベント…

仕事のゆとりは成長の機会を作り、次のゆとりを生む

いつも、ゆとりのある状態でいたいですね。中長期的な成長をうながすことができるからです。 先日、ぼくが支援しているチームで「何か困っていることや、支援してほしいことはありますか?」と聞いたところ、「直近の課題もなく、順調なのでないです!」とい…