チーム設計師の考え事

日々、考えていることをつらつらと

システム思考とEQ ─ 『21世紀の教育』を読みはじめた

「そばちゃんは、”感情”を探求するともっと輝けると思う」。システムコーチングのトレーニングを受けている時に、そうトレーナーから声をかけてもらった。 輝けるではなく、可能性が広がるだったかな。ともかく、ハッとする言葉をもらえたのは、トレーニング…

自分を追い求めつづける ─ 『百冊で耕す』を読んで

「現状維持は後退」とはよく言ったもので、おおよそ、ぼくたちは進展のないものに魅力を感じない。スポーツ選手や起業家、ミュージシャンやアイドル。より高みを目指して自分を磨き続けている人たちにファンが多いのもうなずける。 さて、自分はどうだろう。…

「知る」を積み重ねる

本を読む、トレーニングを受ける、経験する。なにかしらの能力を身につけるためにすることだ。しかし、それぞれ単体では「知る」ことしかできない。 調理の本を読んだだけでおいしい料理はできないし、自己流で作り続けるだけでもおいしい料理はできない。学…

陽気でいよう ─『ユーモアは最強の武器である』を読んで

少し前の自分なら、「ユーモアは最強の武器である」とは思えなかっただろう。不満が降り積もる組織、殺伐としたチーム、楽しく働けていない人々。そんな現場をたくさん見てきた今、ユーモアはひとつの希望なのかもしれないと感じている。 『ユーモアは最強の…

リアルな言葉を口にする

自分の意見、言えていますか? もちろん、TPOはありますが。 ぼくは、今年に入ってから「ちょっとした違和感だったけど、感じたときに言葉にしたほうがよかったな」と猛省する件が立て続けに起こった。うーん、申し訳ない…… チーム作りやアジャイルの専門家…

タスク管理とタイムマネジメントのOS ─『限りある時間の使い方』を読んで

人生の見え方が変わるような本に出会えたのは、かなりラッキーな出来事だったと思う。しかも、3冊も。 高校時代の失恋から立ち直らせてくれた『チーズはどこへ消えた?』。社会人としてのスタンスを確立させてくれた『転職の思考法』。そして、より豊かな人生…

研修のあり方を変えてくれそうな『教えない教え方(仮)』の出版を応援している

本の価値はひとそれぞれ。話題にはなっているが1行も参考にならない本もあるし、毎ページにドッグイヤーとハイライトをしてしまう本もある。 この本は、ぼくにとって後者になる予感がしている。『教えない教え方(仮)』だ。仮とついているのは、まだ出版が…

傾聴は、相手の物語を聞く

相手の話をちゃんと聞くというのは、相手のナラティブ(物語)を聞くことなんだなと思って、つぶやいた。 相手の話をちゃんと聞くということは、ナラティブを聴くということなんだなぁとあらためて感じている。 — 渡部啓太(そば) / チーム設計師 (@sobarec…

哲学というものにもふれていきたい

哲学はいろいろなところに顔を出す。なにかと哲学者の言葉が引用されていたり、そもそもの考え方が哲学を原点としていることもしばしば。 ありふれたもののように感じるが、ぼくは哲学書を読んだことがない。最近はそのことを痛感し、もっと哲学にもふれてい…

マンガで知らない世界を知る

異世界もいいけれど、ぼくたちがいるこの世界も面白い。その面白さを気軽に覗けるのがマンガだ。 言葉は聞いたことがあるけど、よく知らない。そんなテーマを描いているマンガはけっこうある。最近は、そうしたマンガを読むのをひとつの楽しみにしている。 …

『熱狂のデザイン 楽しく結果を出すチームのつくり方』を読んで、チーム作りを見直す機会になった

「協力」という言葉を紐解いていくと、良いチーム作りのヒントを見つけられるかもしれない。最近はそんなことを考えている。 ハーバード大学が80年間近く続けている大規模な追跡調査によると、人生に幸福と健康をもたらすのは良い人間関係だそうだ。これは、…

『めんどくさがりなきみのための文章教室』を読んでもっと書こうと思った

文章を書きたいなという気持ちはあるものの、ついつい後回しにしてしまう。やはり、ゲームやアニメはお手軽で、楽しい。 読書もお手軽で楽しいので、その気持ちよさと自分を机の前に向かわせる動機づけという一石二鳥を狙い、書き方の本を読むこともしばしば…

研修の評価とは、現場で使えているかを問うこと

研修満足度とは、まったく違う景色が見えた。 チーム作りの仕事をしつつ、年間70回の社内研修にもかかわっている。 自分が講師をしたり、日程調整をしたり、社外講師と契約したり。チームには人材育成も影響を与えていると考えているし、「教える」ことはチ…

みんな世界征服を目指しているのかもしれない

岡田斗司夫さんのYoutubeを見たのがきっかけで、『13歳からの世界征服』を読んでみた。 本書は、イスラーム学者である著者が学生の悩みに回答するという内容だ。「当たり前」にとらわれないというのが、全ての回答の根底にある。 「夢を持てません」という悩…

学習原則Six Trumpsを活用するために研修ハンドブックシリーズを読破したのでまとめる

これまで作ってきた研修を全部見直さないと……そんな大きな衝撃を受けた。ある時、仕事で関わった方から教えてもらった、Six Trumps(日本語だと6つの切り札?)を見たのがその発端だ。 Six Trumpsとは、脳科学に基づき、学習の定着率を向上させる6つの原則を…

社内人材育成の本に書いてある内容を9つのあたりまえでまとめてみた

あたりまえのことを、あたりまえにやると、あたりまえに成果がでる。でも、そのためには地道な活動が必要なのだ。 最近、社内人材育成に関してそんなことを思っています。 ぼくのメインの仕事はチーム作りなのですが、社内の人材育成にも関わっています。研…

新米ファシリテーターにおすすめ『世界で一番やさしい会議の教科書』

終了条件を設定しないミーティング、多いですよね。何も書かないで延々と議論している会議ばかりですよね。 誰もが話し合いの場は、うまく進めたいものです。ワークショップを効果的に運営したいという人もいるでしょう。 ファシリテーションを学びたいとい…

見出しをつねに置いておく。『戦略的ビジネス文章術』の雑感

文章を書くうえで外してはならないのが、「見出し(タイトル)」。これに付随する書き出しを含め、『戦略的ビジネス文章術』では、本の半分ほどを、ここに割いていた。筆者の熱量がページ数からうかがえる。 本文中にも出てくるが、「まずはアウトライン、見…