チーム設計師の考え事

日々、考えていることをつらつらと

『めんどくさがりなきみのための文章教室』を読んでもっと書こうと思った

文章を書きたいなという気持ちはあるものの、ついつい後回しにしてしまう。やはり、ゲームやアニメはお手軽で、楽しい。

読書もお手軽で楽しいので、その気持ちよさと自分を机の前に向かわせる動機づけという一石二鳥を狙い、書き方の本を読むこともしばしば。今回、そうして手に取った『めんどくさがりなきみのための文章教室』は想定よりも、ぼくの書けない心に響いた。

内容はかなりベーシックなものだ。文章をうまくするには、まず書くこと。いろいろな感性でものごとを見ること。書くときの基本(常態と敬体の統一や改行のしかた、短く表現するなど)を身につけること。そんなことが書かれている。

基本がほどよいレベル感で幅広におさえられているその構成もさることながら、主人公に文章の書き方を教えている猫の言葉にハッとさせられる。中でも秀逸だったのがこのセリフ。

個性っていうのは、基本を身につけた者がいうこと。基本どおりにやろうとしても、どうしても出てしまうのが個性なんだ。基本を知らない人間がやっているのは、”個性”ではなく”無茶苦茶”というんだ ── ダナイのセリフより

これは、他のいろいろなことにも言える真理だと思う。芸や武道でも守破離という考え方があるし、ぼくが専門にしているアジャイルソフトウェア開発においても、まずは型通りにやってみることが大切だ。

ぼくが、もっと書けるようになるためには書くしかない。この本の主人公のように、これからは1日200文字以上を書き続けていこうと思う。