チーム設計師の考え事

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新米ファシリテーターにおすすめ『世界で一番やさしい会議の教科書』

終了条件を設定しないミーティング、多いですよね。何も書かないで延々と議論している会議ばかりですよね。

誰もが話し合いの場は、うまく進めたいものです。ワークショップを効果的に運営したいという人もいるでしょう。

ファシリテーションを学びたいという方に、ぼくがいつもおすすめしている本があります。『世界で一番やさしい会議の教科書』です。

先日も、会社の同僚がファシリテーション力をつけたいという話をしていたので勧めてみました。かなり参考になったようで、実践結果を聞くのが楽しみです。

ぼくが、この本をおすすめするポイントは3つあります。

ひとつめは、読みやすいこと。

ストーリー仕立てでファシリテーションのポイントを説明しており、ふだん本を読まない方でも取っつきやすいと思います。

ふたつめは、ファシリテーションの重要なポントがおさえられていること。

ぼくは、ファシリテーションにおいて重要なことトップ3は「ゴールを定める」「議論を見えるようにする」「事前準備をしっかりする」だと思っています。これらがしっかり、しかもすぐに実践しやすいよう解説されています。

みっつめは、ファシリテーター役ではない場合でも、使える内容であること。

この本の主人公は、入社2年目。チームでも下の立場です。そんな人物でも、ファシリテーターでなくともダメ会議は変えられる。そんなストーリーが描かれています。このテクニックは新人以外でも使えることでしょう。

入門書としてこれほど良い内容の本はありません。より細かい内容が書かれた「実践編」もあるので、そちらもぜひ。