チーム設計師の考え事

日々、考えていることをつらつらと

「知る」を積み重ねる

本を読む、トレーニングを受ける、経験する。なにかしらの能力を身につけるためにすることだ。しかし、それぞれ単体では「知る」ことしかできない。

調理の本を読んだだけでおいしい料理はできないし、自己流で作り続けるだけでもおいしい料理はできない。学習と訓練。能力を獲得するためには、その両方が必要だ。

いろいろな「知る」を積み重ねていくことで、あるとき「分かる」ようになる。分からないと、能力として発揮することはできない。

 

そんなことを、『百冊で耕す』を読んでいて思った。

個々の読書体験が、ふとしたことでつながる。─中略─ そうした<知る=follow>行為が堆積していって、<分かる=understand>が発火する。─『百冊で耕す』より引用

「知る」行為を増やしていくには、やはり読書がいいのだろう。数千円で他の人が「分かる」ようになったことが知れるのだから。