モブプログラミング体験会でチームビルディング
ソフトウェア開発チームのチームビルディングとして、モブプログラミング体験会はかなりいいかもしれない。
立ち上がったばかりのチームで、「モブプロわいわい会」をした。ペアプログラミングを体験したことがないメンバーが多かったので、雰囲気をつかむために体験会をするのが当初の目的だった。だが、実際にやってみると、チームビルディングにとても効果的だなと感じた。
ひとつ、働き方をあわせられること。
ボーリングのスコアをカウントするシステムをお題としてモブプログラミングに取り組んでもらった。プログラミングをするために、要求をかみ砕いたり、設計したり、タスクに分解するのは、ふだんの仕事にも通ずることだ。そのやり方を本番前に合わせられたのは大きい。
ふたつ、協働することの大切さを感じられること。
モブプログラミングをしていると、各々の知見や視点が合わさって、プログラムが作られていく。「こんな考えがあるんだ」「たしかに、その視点は大事だな」。そんな声をふりかえりで聞くことができた。
みっつ、チームの成功体験が得られること。
そんなに長い時間はないので、すごいシステムが作れるわけではない。しかし、動くものをみんなで作った経験はチームの関係性においてプラスの資産になる。
半分はひらめきで実施したモブプログラミング体験会だが、かなり良い効果をチームにもたらしたと感じている。チームの立ち上げ時でなくとも、やってみるとよさそうだ。