チーム設計師の考え事

日々、考えていることをつらつらと

お互いにレベルアップする会を運用している話

締め切り効果ってあるんです。良くも悪くも。今回は、良い方のお話です。

 

部の取り組みとして、「領域活動」を行なっている。これは、仕事に関わるテーマ(プロダクトデザイン、アジャイル、UXなどなど)ごとに参加者を募り、部全体のケイパビリティを上げていこうという活動だ。具体的な活動内容は、それぞれの領域リーダーに任せられている。

 

ぼくがリードしているのはアジャイル領域。アジャイルといっても、いろいろな要素がある。スクラムマスターひとつとっても、アジャイルやスクラムの知識はもちろん、コーチング、ティーチング、ファシリテーティングなど伸ばす力はさまざまだ。人によっても、伸ばしていきたい場所は違ってくる。

そこで、個人のレベルアップをお互いに促していくような場にしようと考えた。1週間毎に集まり、この1週間でレベルアップに取り組んだこと、次の1週間で取り組むことを共有し、フィードバックをしあうようにした。

 

この仕組みは、今のところうまくいっていそうだ。認定スクラムマスターの資格をとるきっかけになったり、読んだ本の内容を仕事の中で実践することにつながったりしている。

ぼく自身はというと、前に書いた記事のように教育に関する情報をまとめ、社内研修に応用することもできた。

 

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「宣言した取り組みをミーティングまでにしないと」という心理が働き、自分ひとりで学習するよりも前に進みやすい。学習サイクルがうまく回るような場があるだけで、人は成長していくのである。