チーム設計師の考え事

日々、考えていることをつらつらと

うまく協働するために仕事のレベル感をあわせる

何を、いつまでに、どこまでのレベルで、何のためにやるのか。そして、それぞれがどう動くか。メンバー間でこれらの認識があっていないと、チームの不和につながってしまう。

 

例えば、AさんとBさんが協力してプレゼン資料を作ることになったとする。

Aさんは、プレゼン資料を、来週までにお客さんに話せるレベルまで仕上げる必要があると考えている。再来週に予定されているお客さんとのミーティングでプレゼンをすると思っているからだ。

Bさんは、プレゼン資料を、来週までに箇条書きレベルで用意する必要があると考えている。再来週に予定されているお客さんとのミーティングで、プレゼンする内容がお客さんのニーズに合っているかすり合わせるためだ。プレゼンの本番はそれ以降の、参加者がもっと集まる場で実施すると思っている。

日が経つにつれ、Aさんにはどんどんフラストレーションが溜まっていく。Bさんがまったく資料作りを進めていないからだ。「Bさんにはあきれた。自分が進めるしかない」と残業を繰り返し、Bさんとの関係性は悪化し続けていく。

 

これはわかりやすい極端な例だが、なあなあで仕事を進めているチームには、大なり小なり起きている問題なのではないかと思う。

認識の違いを解消すには、話すことだ。AさんからでもBさんからでもいいのだが、なにか自分の感覚と違うなと思ったときに相手の考えを聞く。朝会のように、定期的に話す場を設けてもいいだろう。もちろん、仕事を始める前に、しっかり認識あわせをすることも大切だ。

もし、チーム内にすれ違いがあるなと思ったら、こまめに話せる場を作ってみよう。